子どもへイライラ、どうしても感情が抑えられないときの方法として「ちょっと表へでんか」法について書きましたが、
riaanehiriaotouto.hatenablog.com
ここではそれができないときの方法を紹介します。
名付けて、「ポイントを押さえて叱っちゃえ」&「プラマイ清算」法
子どものしかり方についての論文
その前にまず、とある学術論文についてお話させてください。
ある研究者が、大学生、短期大学生計 170 名を調査対象とし、アンケート調査を行いました。内容は下の様なものです。
①あなたが中学生くらいの頃、親から、どんな言われ方(叱る、注意、説明すべて含む)をされるのが、いちばん嫌でしたか?②もし、親から叱られるとしたら、どんな叱られ方がよかったと思いますか?
この研究の結果として、嫌な叱られ方は以下の7つでした。
嫌な叱られ方
第1位 くどい叱り方
この叱り方の基本的特徴は、時間的長さだったそうです。次の日まで叱られる、前の話まで持ち出してくる、もこのしかり方のカテゴリに入っています。
第 2位 他者と比較して叱る
きょうだいや、友人などの他人との比較を指します。親自身が自分の若い頃を引き合いに出すものも含まれています。
第 3位 一方的否定
親が子どもの弁解や説明を受け付けず、全面的に子どもの非を責めるパターンです。
また、第4位「感情的・親都合優先の叱り方」、第5位「怒鳴る」、第6位「ガミガミうるさく言う」、第 7 位「子ども軽視」です。
うーん、5位と6位とかやっちゃってますね、私^^;
どんな叱られ方がいいの?
逆に、どんな叱られ方がよかったと思いますか?という質問に対する順位は以下の通り
第1位
「短時間で叱る」
「くりかえさず一言で叱って欲しい」、「怒鳴られてもいいからきっぱりと済ませて欲しい」、「後くされない叱り方」などが代表的な回答だそうです。
第 2 位
「叱る理由を明示して叱って欲しい」
それだけ子どもにとって、叱られる理由がわからずに叱られていることが多い、と論文では考察されていました。
第3位
「子どもの言い分を聞いてから叱ってほしい」
第4位、「怒鳴らないで冷静に」、第5位「他者と比較しないで」、第6位「直接的に(遠回しにではなく)」、第7位「叱る原因となっているものだけを叱る」
でした。
「ポイントを押さえて叱っちゃえ」法
つまり、叱ってもいいのです。っというか、叱らないで育てるなんて現実問題、私には無理です。^^;
上の論文から考えると、子どもの言い分を聞いてから、叱る理由を明確に伝えて短時間で叱ればいいわけですね。その際注意するのは、くれぐれもくどくどしないこと、他人と比較しないこと、一方的に攻めないこと、です。
じゃあ、早速やってみましょう。
遊んでいる最中になんだかもじもじ・・・。これは絶対おしっこのはず。でも何度声をかけても「まだ、だいじょ~ぶ~」と、トイレに行かない。そしてついにおもらし。声をかけるたびにつのっていたイライラは爆発寸前。
(こら~!!っと言いたいところですが)まず子どもの言い分だけは聞いてみましょう。
「だってまだ遊びたかったんだもん」
言い分は聞きました、。ではこちらの言い分も聞いてもらいましょう!
ただし、明確に! ね♪
「おしっこ我慢したら病気になっちゃうでしょ!おしっこの時は我慢しないでトイレに行きなさい!」
他にも「お部屋も汚れちゃうでしょ」「この間だってお店で・・・・」っとくどくど言いたいところですが、ここは仕方がないので我慢。
でも、これでは気が収まらないので
「プラマイ清算」法
この叱り方ができたら、自分へのご褒美を与えてよし!w
叱ることで少しは怒りが発散されたものの、外に出たときのように気持ちを切り替えられたわけではないと思います。なので、少しでも自分で気持ちを切り替えなければなりません。
例えば、おやつにちょっと贅沢して何か買うもよし、夕ご飯は手抜きご飯にするもよし!怒りを発散しきれずプラスになってしまったものは、別の何かでマイナスにし、清算してしまいましょう。
特に女性は甘いものを食べるとセロトニンが分泌され、幸福感や満足間を高める働きがあります。発散しきれずイライラを残してしまったのなら、スイーツなどいかがでしょうか?
また、だれかに会うこと、話すことは最大のイライラ解決になる場合も多いでしょう。「大変だったね」と共感してもらえたり、「それは頭にくるよね!」と一緒に怒ってもらえることで、圧倒的に気持ちは楽になります。イライラは自分一人でため込まず、早めのSOSを出しましょう。家族や頼れる友人、または地域の子育て支援センターの方などに相談するのもいいですね^^
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